2005年5月5日(木)19:25

独仏は政権交代の暁にはトルコのEU加盟を阻止

ベルリン(AFP)

バイエルンのエトムント・シュトイバー州首相は、ドイツとフランスは政権交代の暁には共同でトルコのEU加盟を阻止すると表明した。2006年のドイツ連邦議会選挙でキリスト教民主同盟・社会同盟が勝利し、2007年のフランス大統領選挙で保守のニコラ・サルコジ党首が勝利すれば、両国は「手に手をとって、トルコのEU正式加盟でなく特権的パートナーシップを目指す」とシュトイバー州首相は語った。

私はサルコジ氏をきわめて高く評価しており、もし彼が「フランスで一層の責任ある立場につけば」嬉しく思う、とキリスト教社会同盟党首を務めるシュトイバー州首相は『シュピーゲル・オンライン』に語った。サルコジは現在、フランスの保守UMPの党首を務めており、党内でジャック・シラク大統領のライバルとして地歩を固めている。

シュトイバー党首はインタビューの中で、EU憲法が5月末のフランスの国民投票で否決された場合に備え、別の計画を用意するようドイツ政府に対して求めた。国民投票での憲法否決は「大きな中断となるが破局ではない」。その場合に備えて「私たちはB案が必要となるのだ。だがドイツ政府はこれを持っていない」、とシュトイバー党首は語った。

原題:Stoiber will EU-Beitritt bei Wahlsieg stoppen




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